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埼玉県朝霞市

朝霞市が北朝霞駅周辺の未来ビジョン策定を2022年度から検討

2022/03/14 埼玉建設新聞

 朝霞市は、JR東日本北朝霞駅周辺の整備方針を定める「未来ビジョン」策定に取り掛かる。同駅周辺の歩行空間確保と商業活性化を軸に、地域の将来像を具体化するもの。2022年度当初予算案にビジョン策定支援委託費1000万円を計上している。4~6月にも支援業務を発注後、官民一体の検討会を設立。22年度内のビジョン策定を目指す。

 検討対象となるのは、JR東日本北朝霞駅(浜崎1丁目地内)および隣接する東武鉄道朝霞台駅(東弁財1丁目地内)周辺。具体的な事業範囲については検討会で決定する方針。北朝霞駅周辺は武蔵野線と東武東上線が交差しているほか、北口と南口にそれぞれロータリーを備える。

 市は朝霞駅南口周辺についても、21年度から未来ビジョン策定に向けた検討会を開催中。22年度に取り掛かる朝霞台駅周辺のビジョン策定も同様の検討内容を見込む。未来ビジョン策定後は、方針に基づき市と民間企業がそれぞれ整備を実施する運びとなる。

 朝霞駅南口では主に▽にぎわい創出と商業活性化▽ウォーカブル化推進▽道路・公園・駅前広場などの利活用推進▽小規模広場やベンチなど設置――を軸に検討。整備例として、住宅地内の道路に柵などを設置するボンエルフ化、車両速度抑制のため側道へ遊具を設置するなどの案などが挙がっている。

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