前橋市教育委員会11月定例会が16日に開かれ、市有建築物における吹付けアスベスト等の使用実態調査の結果等が報告された。
教育施設課の早田課長が説明したもので、調査対象は文部科学省の指導により平成8年以前に竣工した建物。調査は、8月8日~19日にかけて行われ、目視や図面等によりアスベスト含有の疑義があると思われた施設からサンプルを採取して分析。その結果、全548施設のうち40施設についてアスベスト含有建材があることが判明した。
内訳は、教育委員会関係が29施設で小学校が20校、中学校が8校、公民館が1か所で、保育所や庁舎等は11施設。
同課長は、今後の対応について「原則として除去する」との方針を示し、工事の実施時期は30日程度の期間を要するため「夏休みを中心に行う予定」と述べた。それまでの間は、応急処置として仮囲い込み、ビニールシート、使用制限などで対応するとしている。
このほか、12月議会へ上程する予算案等も審議されたが、この模様は非公開で行われた。