交通事故対策を
大宮国道事務所は25日、さいたま市および県警察と共同で、さいたま市桜区内の国道17号新大宮バイパス・田島団地前交差点において『事故ゼロプラン』の取り組みの一つとなる減速路面標示などの設置に向けた現場診断を実施する。道路管理者と県警察が連携して交通事故の防止を図るもので、歩行者や自転車と自動車が関連する交通事故が多い、同交差点が選定された。
2017年から20年までの主な事故は、追突が下り線9件、上り線は6件、左折時の歩行者・自転車接触が3件。さらに、地域の歩行者から「横断距離が長く渡り切れない」との声もある。
『事故ゼロプラン』は事故データや地域住民からの指摘などに基づき、交通事故の危険性が高い区間を選定し、事故要因に即した対策を重点的・集中的に進めるもの。完了後はその効果を計測・評価して、逐次改善していく。
現場診断で予定している事故対策は次のとおり。
▽下り線車道=減速路面標示「追突注意」
▽上り線車道=減速路面標示「追突注意」
▽北東側歩道付近=法定外看板「左折時横断者注意」
▽北側横断歩道=溜(た)まり空間の検討
▽東西南北の各歩道・8カ所=注意喚起用のピクトグラム(絵文字)