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群馬県前橋市

前橋市が22年度に旧議会棟解体に着手

2022/03/23 群馬建設新聞


前橋市は新議会棟の整備事業に伴い、現在の議会棟解体工事を開始する。2022年度当初予算案では、債務負担行為分を含み同工事費約6億円を計上。新施設へ機能を移した後に着工するため、下半期の一般競争入札が見込まれる。

既存議会棟はRC造地下1階、地上5階建て、延べ床面積3807㎡となっている。部材でアスベストの使用が確認されており、対策を行いながらの解体となる。

当初予算案においては、市庁舎整備事業で現議会棟解体工事費3億840万円を計上。加えて、23年度までの期間で債務負担行為を設定した。限度額は当初予算案と同額の3億840万円となっている。予算上の工事費総額は6億1680万円となる。

新議会棟の整備事業は、既存施設の老朽化に伴って、20年度に新築工事を発注。本体工事はいずれも市内業者の佐田建設・立見建設・宮下工業・池下工業JVが担当している。設計は福島建築設計事務所(前橋市)が手掛けた。新築工事は建具・内外装の作業に取り組んでいるところ。7月の完了を目指す。

完成後に機能移転を図ることから、9月以降に入札手続きを行い、12月議会で契約案件を上程する見通し。2カ年での解体工事となる。

既存施設の規模や予算規模などからJVでの公告も見込まれる。22年度の入札参加資格者における解体業者数などを考慮して判断することとなる。JVを組んだ際に、入札の競争性が確保されるかが焦点となる。

解体工事が完了した後に、役場本庁舎と新しい議会棟の接続工事が行われる。本庁舎3階の連絡通路をL字型に改修し、新議会棟の4階へ接続。当該部分の設計は、本体と合わせて作業済み。接続工事は23年度に発注となる見通し。

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