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埼玉県教育局

70施設に使用判明/市町村学校の石綿実態

2005/11/18 埼玉建設新聞

 県教育局は「市町村立学校施設の吹き付けアスベスト使用実態調査の結果」を16日公表した。それによると吹き付けアスベスト材を使用している部屋を持つ施設は70施設あることが分かった。

 調査対象施設は、小学校828、中学校424、高校9、養護学校3、幼稚園71、共同調理場101の合計1436施設。10月31日までに完了した施設は小学校597、中学校301、高校5、養護学校2、幼稚園67、共同調理場86施設となっている。このうちアスベスト使用がされている教室などを持つ施設は、小学校70、中学校28、幼稚園1、共同調理場3施設となり合計では70施設に及ぶ。

 内訳は、吹き付け材が使用されているが封じ込め措置などを行っている場合が26施設、使用しているがアスベストが飛散する恐れのない状態の部屋を有する施設が33施設、吹き付け材の劣化によりアスベストが飛散する恐れがある部屋を有する施設が15となっている。

 県としては、市町村の学校施設におけるアスベストなどの除去工事の費用について財政支援を行う要望を今後していく。

 また、教育委員会を通じてアスベスト繊維が飛散しないよう適切な管理体制を敷くことも実施していく。

 問い合わせは、財務課学校教育助成担当の沖村氏(電話048-830-6638)まで。



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