県内３有料道路を管理する県道路公社の2022年度予算は、維持改良費の総額が６億5587万円（債務負担行為の返しを含む）で前年度比5.9％減。志賀中野と白馬長野でトンネル防災設備の改修を行うほか、五輪大橋の橋梁高欄補修に9000万円（別途債務負担行為で1000万円）、白馬長野の安庭橋修繕に2300万円を計上した。

　志賀中野のトンネル防災設備改修には１億4500万円を計上するとともに、別途債務負担行為で1000万円。白馬長野のトンネル防災設備改修には１億4000万円と債務負担行為で１億円を措置した。

　今年４月１日に一般道路化（無料化）される新和田トンネル有料道路には建築物撤去等工事費7700万円。ただし、このうち6149万円は債務負担行為の返し。

　調査設計費（設計、施工監理、調査等）は4238万円で14.7％増。志賀中野でトンネル法定点検に950万円、白馬長野で橋梁修繕工事に伴う設計に500万円や日高トンネル点検に1100万円、五輪大橋で管理施設撤去工事に伴う設計に300万円を計上している。

　なお、23年度の維持改良費の計画額（見込み）は５億269万円。道路別の内訳は志賀中野１億4870万円、白馬長野１億9050万円、五輪大橋１億6349万円。

　22年度の維持改良費の主な内訳は次のとおり。（単位千円）

　【新和田トンネル有料道路】

　◆需用費◇小規模補修＝5,000◇設備修繕＝3,000

　◆委託◇浄化槽保守点検＝3,000◇建築物撤去工事に伴う施工監理＝990◇電気設備改修・撤去工事に伴う施工監理＝495

　◆工事◇建築物等撤去＝33,000◇電気設備改修・撤去＝16,000◇車線切替等＝22,000◇案内標識等撤去＝6,000

　【志賀中野有料道路】

　◆需用費◇小規模補修＝9,000◇融雪剤＝2,000◇設備修繕＝4,000

　◆委託◇道路維持作業＝2,000◇除雪作業＝3,300◇凍結防止剤散布作業＝1,700◇環境整備（緑地管理）＝1,000◇電気設備保守点検＝6,500◇遠方監視制御設備保守点検＝1,200◇料金収受機保守点検＝6,000◇電気工作物保守点検＝500◇浄化槽保守点検＝400◇法定点検（トンネル）＝9,500◇トンネル防災設備改修工事に伴う修正設計＝4,600◇トンネル防災設備改修工事に伴う施工監理＝4,700

　◆工事◇沿道美化＝6,100◇トンネル防災設備改修＝145,000

　【白馬長野有料道路】

　◆需用費◇小規模補修＝5,500◇融雪剤＝1,000◇設備修繕＝3,400

　◆委託◇道路維持作業＝1,600◇除雪作業＝1,300◇凍結防止剤散布作業＝1,300◇環境整備（緑地管理）＝350◇電気設備保守点検＝8,500◇料金収受機保守点検＝2,200◇電気工作物保守点検＝360◇浄化槽保守点検＝150◇橋梁修繕工事に伴う設計＝5,000◇トンネル防災設備改修工事に伴う施工監理＝2,600◇トンネル点検（日高トンネル）＝11,000

　◆工事◇トンネル防災設備改修＝140,000◇橋梁修繕（安庭橋）＝23,000

　【五輪大橋有料道路】

　◆需用費◇小規模補修＝5,000◇融雪剤＝1,000◇設備修繕＝3,300

　◆委託◇道路維持作業＝900◇環境整備（緑地管理）＝880◇電気設備保守点検＝650◇料金収受機保守点検＝8,180◇電気工作物保守点検＝280◇管理施設撤去工事に伴う設計＝3,000

　◆工事◇交通安全施設整備工事（区画線）＝5,000◇橋梁修繕（高欄改修）＝90,000