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千葉県木更津市

7.5億円投じ新分署/高柳出張所と清川分署統合/消防施設個別計画定まる/木更津市

2022/03/31 日刊建設タイムズ

 木更津市は、消防施設個別施設計画を策定した。対象施設は消防本部(署)など42施設。計画期間については、おおむね25年間を基本とし、必要に応じて適宜見直す。劣化により大きな機能低下が発生し、早期に改修または長寿命化を検討する施設とされたのは、富来田分署、高柳出張所、第4分団第2部、第6分団第6部、第8分団第7部、第6分団第7部、第6分団第3部(優先度順)。高柳出張所については、清川分署との統合により、「新長須賀分署」として移転建て替えを行う予定。更新費用は7億5227万3100円の見込み。

 新長須賀分署は、S造2階建て、延べ床面積750㎡程度の計画。27年度に基本・実施設計、測量、地質調査を行い、28年度と29年度の2か年で工事を進め、29年度または30年度の供用開始を目指す。建設用地については、現施設周辺の敷地面積3000㎡程度を前提に検討を進めている。

 高柳出張所は本郷2―4―31の市有地227・01㎡に所在。建物はS造2階建て、延べ床面積204・7㎡、1973年度の建築。清川分署は中尾1915の市有地1117㎡に位置している。建物はRC造平屋、床面積339㎡、85年度の建築。両施設の跡地活用についてはこれから検討する。

 建設後60年目に行う施設更新費用は▽消防本部(署)=17億5184万円(2079年度)▽波岡分署=9368万円(41年度)▽富来田分署=5億6633万600円(25年度)▽金田分署=2億504万円(56年度)▽第4分団第2部=1388万円(30年度)▽第6分団第6部=1224万円(31年度)――などの見込みとなっており、施設管理のあり方を検討し、ライフサイクルコストの縮減や費用の平準化を図る。

 早期に改修または長寿命化を検討する施設の概要は次の通り。

 〔▽施設名称=①所在地②延べ床面積③代表建築物建築年〕

 ▽富来田分署=①真里谷156②708・5㎡③1960年度▽高柳出張所=①本郷2―4―31②204・7㎡③73年度▽第4分団第2部=①江川528②34・7㎡③70年度▽第6分団第6部=①中野45―3②30・6㎡③71年度▽第8分団第7部=①下郡428―1②39・7㎡③75年度▽第6分団第7部=①瓜倉1485―3②48・8㎡③76年度▽第6分団第3部=①畔戸196②47・9㎡③78年度

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