丹波山村(岡部岳志村長)は2022年度当初予算を公表した。集会施設建設に向けた調査・設計費1300万円を計上。施設の概要や事業費などをまとめる。アナログ波の停波に伴う防災行政無線更新では、経費として1億5649万円を盛り込み、新システムの構築に着手する。
集会施設は新庁舎の向かい側に建設する予定。現在、地域の集会施設として使用している建物を解体し、跡地に新築する。新施設の概要や着工時期は未定だが、村総務課によると、集会所と郵便局の複合施設とする方向。郵便局部分は床面積100㎡程度は確保したいという。
防災行政無線の更新については、現在使用している沖電気工業製のシステムを新規格に移行する方法と、NTTアドバンステクノロジの情報配信サービス「アットインフォカナル」を新たに導入する方法を比較。22年度第1四半期にも発注する見通し。現在両社から見積もりを取るなどし、検討を進めている。
簡易水道関連では、遠方監視設備修繕など2156万円、耐震化基礎調査・膜ろ過洗浄・メンテナンスなど2707万円、漏水復旧工事200万円、水道メーター・受信機購入207万円を盛った。
下水道関連では、ポンプ修繕など520万円、管工事1000万円、下水道修繕198万円、汚水処理施設維持・汚泥搬出委託156万円を予算化している。
このほかの主な予算は▽ファーム・丹波宿など委託業務1億322万円、同工事4500万円▽川つり場修繕など183万円▽ローラーすべり台施設修繕など164万円▽村道補修経費677万円▽橋梁長寿命化計画更新500万円▽融雪剤散布機修繕など160万円▽道の駅修繕など220万円▽公営住宅修繕など230万円▽公営住宅老朽化調査など106万円▽リフォーム・空家対策補助400万円▽消防用衛生無線機・ホース・格納箱購入169万円▽小学校トイレ・教室修繕など845万円▽小学校ストーブ・冷蔵ショーケース・エアコン購入など114万円▽中学校修繕など549万円▽公民館修繕など180万円▽新庁舎光回線切り替えおよびシステム構築など1244万円▽街路灯設置工事300万円▽デジタル田園都市国家構想事業3000万円▽ジビエ残渣焼却設備導入工事650万円▽捕獲個体運搬用保冷庫購入250万円▽公衆トイレ・支障木伐採・観光施設周辺整備委託382万円▽登山道整備200万円▽有線テレビ修繕など160万円▽有線テレビ設計・システムチェックなど791万円▽道の駅および温泉施設修繕500万円。
【写真=改築する予定の集会施設】