県は1日、2022・23年度の入札参加資格者の格付けを明らかにした。県内企業のうち、土木一式が1694点で佐田建設(前橋市)がトップとなった。建築一式は関東建設工業(太田市)が1749点で首位。電気工事は藤田エンジニアリング(高崎市)の1472点、管はヤマト(前橋市)の1666点、舗装が河本工業(館林市)の1306点が最高点となった。登録業者数は県内外を合わせて前回(20・21年度)より19社増の2419社。
登録業者数は県内1699社、県外720社の内訳。前回登録数からの増減で見ると、県内は8社、県外は11社がそれぞれ増加しており総数で19社増となった。格付基準の変更は行われていない。
県内業者における主要工種の順位などは次のとおり。
【土木一式】
業者数は1026社で20年度と比較して4社の減少となっている。内訳はA等級が177社で1社増加。B等級は174社で7社減、C等級は675社で2社増加している。主観点を見ると南波建設(東吾妻町)が334点で首位。池原工業(東吾妻町)の323点、岩井建設(富岡市)322点と続く。
格付基準は◇A等級=1010点以上◇B等級=820点以上1010点未満◇C等級=820点未満―。
【建築一式】
502社が登録。A等級は21年度比で8社減の81社、B等級は10社増え163社、C等級は3社減の258社となる。
主観点は佐田建設(前橋市)の240点を筆頭に石川建設(太田市)219点、桐生建設(桐生市)195点が上位。
格付の基準は◇A等級=950点以上◇B等級=760点以上950点未満◇C等級=760点未満―。
【電気】
登録業者は260社で20年度比で1社減。A等級は3社増の91社、B等級が102社で1社増、C等級が5社減の67社となる。
主観点は利根電気工事(前橋市)の240点が最高得点。藤田エンジニアリング(高崎市)の194点、宮島電気工事(高崎市)の181点と続いている。
格付の基準は◇A等級=840点以上◇B等級=680点以上840点未満◇C等級=680点未満―。
【管】
登録業者数は601社で20年度比で34社が増加している。等級別ではA等級が112社の14社増、B等級は246社で9社増。C等級は11社増の243社。
主観点での順位は針谷工事(高崎市)の164点が最高点。その後は152点の星野管工(桐生市)、126点の根本設備(藤岡市)と続く。
格付は◇A等級=850点以上◇B等級=760点以上850点未満◇C等級=710点未満―。
【舗装】
登録794社となり20年度から1社減少した。A等級は196社で9社増加。B等級が4社増の216社、C等級382社となり14社減となった。
主観点でも河本工業(館林市)が222点で首位。勝野建設(吉岡町)195点、石川建設(太田市)189点が続く。
格付け基準は◇A等級=850点以上◇B等級=710点以上850点未満◇C等級=710点未満―。