記事

事業者
群馬県伊勢崎市

伊勢崎市が市民プール解体を下半期に

2022/04/05 群馬建設新聞


伊勢崎市は老朽化を理由に廃止となった市民プール(堤西町141)の解体工事を、10月以降に発注する。施設規模などを考慮すると、条件付き一般競争入札が濃厚。施工に向けて、6月までの設計業務委託が見込まれる。解体の工期は6カ月程度となりそう。

市民プールは華蔵寺公園の敷地内に立地。管理棟の老朽化やプール槽の亀裂、機械設備類の劣化が確認され、2020年度から休止状態となっていた。その後、庁内で施設の在り方を検討し、廃止・解体を決定。22年3月31日をもって、廃止となっている。跡地は華蔵寺公園の駐車場として活用する方針。

管理棟やプールなどを全体的に除却し、整地まで行う。解体対象の管理棟は1971年に建設したRC造2階建て、延べ床面積1242㎡。プール施設は、オープンに合わせて整備した50mプールと25mプールがメイン。81年に流水プールや幼児用プール、スライダープールを増設し、S造のループスライダーやストレートスライダー、幼児用スライダーを整備した。プールはいずれもコンクリート造。

解体に向けて、21年度は石綿含有調査を実施。食環境衛生研究所(前橋市)が担当した。22年度は遅くとも6月までに、解体設計業務の委託が見込まれる。設計がまとまった後に、工事の入札を実施。10~12月の公告を想定。工種は解体としている。設計は随意契約または指名競争入札、工事は条件付き一般競争入札で公告することになりそう。

2022年度当初予算における体育施設整備事業で3億7719万9000円を計上。設計など委託料1786万3000円、工事費2億5626万6000円の内訳。市民プール解体のほかに◇市民競技場第三種公認工事◇赤堀地区グラウンドゴルフ場整備-などが盛り込まれている。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら