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茨城県北茨城市

22~24年度実施計画/体育館改修近く発注/老朽管更新に3カ年4億/新たにキャンプ場設計

2022/04/05 日本工業経済新聞(茨城版)

 北茨城市は2022~24年度の実施計画をまとめた。学校長寿命化改修には、3カ年で2億4106万円の事業費を計上。本年度には中郷第一小や中郷中の改修に取り掛かる。道路関係では、市道1084号線(下桜井線)の歩道整備や1178号線(松井線)の改良工事を新たに事業化した。上水道整備については、3カ年で4億円を措置。計画的に老朽管更新を進める。このほか新規事業として、楊枝方地区へのキャンプ場整備や清掃センター解体工事に関する設計などを盛り込んだ。

 学校長寿命化では、中郷第一小学校の体育館改修工事を一般競争で4~5月の発注を予定している。体育館は規模・構造はS造2階建て、延べ床面積が753・05㎡の新耐震基準。1982年に建築。設計を瀬谷建築設計事務所が年度内にまとめる。

 中郷中学校の校舎Aでは、屋上防水改修に取り掛かる。防水層の剥がれや膨れのほか、笠木やパラペットがひび割れている状態を改善する。規模はRC3階建て、延べ床面積2392㎡。23年度には、中郷第一小校舎Aの実施設計や大津小屋上防水改修を計画している。

 新たに歩道整備に取り組む市道1084号線(下桜井線)では、延長1250mの整備を2022~28年度にかけて進める。総事業費は概算で5億円。

 改良工事を実施する市道1178号線(松井線)は、延長800m、幅員4mを計画。27年度までの完成を目指す。同路線は生活道路として重要な幹線道路で、地域からも整備を強く求められている。

 上水道の整備では、22年度に磯原町上相田や関南町神岡上など延長1270mの老朽管更新を計画している。事業期間が26年度までで、21年度までの工事進ちょく率は42%となっている。

 新たに取り組む楊枝方地区へのキャンプ場整備では、造成設計や基本・実施設計、不動産鑑定を22年度早期に委託する。順調なら23年度にも工事に取り掛かる。23~24年度の事業費には2億円を措置した。

 清掃センター(関本町関本中2047)では、事業費2200万円を充てて、建設を進めている新清掃センター移行後の解体工事に向けた設計に着手する。

 同施設は稼動から約40年が経過しており老朽化が顕著。焼却処理能力が90t/24h×2炉。焼却施設は炉型式が准連続燃焼式、ガス冷却方法が水噴射式、炉運転方法が受け入れ供給・ピット&クレーン式、灰出し・ピット&クレーン式、通風・平衡通風方式。

 茜平総合交流施設では、4工区に分けて大規模リニューアル工事を計画する。22年度は宿泊A棟・B棟、空調設備改修工事を実施する。23年度には照明改修や内装、入浴施設の給排水設備改修などを予定している。

 同施設の規模は、管理研修棟がRC+S造2階建て、延べ床面積1206・47㎡。宿泊棟がRC造2階建て、1031・74㎡となっている。

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