十日町市は商業エリアをつなぐ市道稲荷町線の整備を進めている。本年度は逢坂橋の下部工工事に着手する。当初予算に事業費2億3400万円を計上、うち工事費に1億7500万円を充てる。5月上旬にも一般競争入札を公告する。工期は2023年3月末までを予定。
場所は稲荷町3丁目本通り地内。市道稲荷町線は国道117号と市道高山太子堂線をつなぐアクセス道で、本年度は逢坂橋L20mの架け替えに向け、工事費に1億7500万円を配分し下部工2基の設置工事を行う。物件調査委託に300万円、用地42㎡の購入へ330万円、家屋1棟と電柱5基の移設補償に4870万円を配分した。
同線は踏切や橋梁部周辺に狭小区間が多く、商業エリアを通る市道高山太子堂線への接続利便性向上と交通安全の確保に向け稲荷町線の拡幅整備を急ぐ。
逢坂橋より西側の道路改良工事(施工延長165m、幅員13・5m)は、ゼロ市債による前倒し発注で協和建設が受注した。11月末の工期となっている。
同線では道路拡幅に伴い別工事で北越急行ほくほく線の稲荷町踏切でJRに委託する拡幅工事も行う。21年12月補正予算で23年度までを期限とする限度額2億4000万円の事業費を設定。22年度は1億1800万円を委託費に充てたほか、接続する道路L57mの改良工事に2950万円を計上した。道路改良工事は逢坂橋の下部工と同時期の5月上旬に一般競争入札を公告する。
【写真=逢坂橋周辺の様子】