中流部は低水護岸整備など
荒川上流河川事務所は2022年度に事業費67億6300万円を投じ、治水安全度の向上に向けた河川整備などを実施する。荒川中流部改修は上尾市内の低水護岸整備を計画。さらに入間川古谷樋管改築、西遊馬防災ステーション整備、入間川流域緊急治水対策プロジェクトなども推進する。
予算額は河川整備事業費・河川52億8400万円、河川整備事業費・ダム6億3200万円、都市水環境整備事業費2億6900万円、河川等災害関連事業費5億7800万円となっている。
主な事業は次のとおり。(▽事業名(場所)=22年度施工概要--の順)。
▽荒川中流部改修(上尾市、鴻巣市)=低水護岸整備、用地取得、埋蔵文化財調査
▽入間川樋管改築(川越市、川島町)=古谷樋管改築、川島排水機場の水路改築
▽西遊馬防災ステーション(さいたま市)=水防拠点整備のための盛り土工
▽入間川流域緊急治水対策プロジェクト(東松山市、坂戸市、川越市など)=河道掘削、堤防整備、樋管改築、用地取得、用地補償など
▽荒川太郎右衛門地区自然再生(上尾市、桶川市、川島町)=旧流路、河畔林の保全・再生に向けた維持管理検討
▽荒川中流部自然再生(鴻巣市)=湿地再生のための河川敷掘削