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灰雨トンネルその2工事はで加賀田組JVが17・8億で落札

2022/04/15 新潟建設新聞

 県土木部は、国道117号灰雨改良(仮称)灰雨トンネル(その2)工事で総合評価落札方式の一般競争入札を執行した結果、加賀田組・丸運建設・高橋工務所JVが逆転で落札した。同JVの入札額は17億8400万円で、参加5JV中3番目だったものの、評価値でトップとなり落札者となった。

 工事概要は、延長417m、幅員7・0m(10・0m)、トンネル工417m、坑門工、仮設備工一式。工期は2025年3月15日まで。国道117号灰雨改良事業は、津南町上郷大井平~芦ヶ崎間を結ぶトンネル整備による計画延長1180m。このうちトンネル延長は約827m。トンネル部は車道幅員7m、片側2mの歩道が付く。歩道を含めた全幅はトンネル部で10m、明かり部で12・5mを計画する。長野側のその1工事(約410m)については、施工を本間組・中元組・上村建設工業JVが受注している。設計はエヌシーイー(新潟市中央区)が担当。

 20年度9月補正予算ではトンネル整備に20年度から25年度まで7カ年の継続費45億円を設定している。

 国道117号では、同区間が唯一の幅員狭小区間となっており、既設道路の灰雨スノーシェッドが道路構造令の幅員を満たしていないことに加え、築40年が経過。維持管理が困難であり抜本的対策としてトンネルによるバイパス整備が計画される。同区間が供用することにより県立十日町病院の広域的な救命救急体制への対応や長野県を結ぶ道路ネットワークの強化が期待される。

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