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4階建て、延べ1・6万㎡ 23年2月着工 五泉鏡田工場に新製造棟/デンカ

2022/04/16 新潟建設新聞

 デンカ(今井俊夫代表取締役、本社・東京都中央区)は14日、検査試薬の製造拠点である五泉事業所鏡田工場に新たに製造棟を建設することを発表した。戦略的投資額に110億円を見込む。2023年2月ごろの着工、24年度下期の竣工を予定。同年10月~25年3月ごろの稼働を目指す。


 ヘルスケア事業のさらなる成長を目的とし、約110億円の戦略投資により、抗原検査キットを含む検査試薬製品の生産能力増強に加え、デジタライゼーションによる業務・生産・物流プロセス改革を通じて競争力の強化を図る。

 新棟の規模は地上4階建て、延べ床面積1万6600㎡(構造は現段階では非公表)。

 建設場所は、五泉市木越字鏡田1359-1地内。

 今回の戦略的投資により、新型コロナウイルスをはじめとする抗原迅速診断キットの生産能力をおよそ2・5倍に増強するとともに、検査試薬の生産能力をおよそ2倍に増強。加えて、自動化倉庫、無人搬送車両、MES(各製造工程の可視化・管理、作業者への指示・支援などを担う情報システム)などを導入し、デジタライゼーションによる業務・生産・物流プロセス改革・自動化を行うことで、コストの競争力の強化を見込んでいる。

 新製造棟の整備に投資する約110億円は、同社としても多額の設備投資となる。

 現段階で施工者については未定となっており、設計者は非公表としている。

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