長坂町は、先の臨時議会で事業費を予算化していた長坂・秋田の両保育所プール建設事業について、今月中にも綜合建築設計事務所(甲府市長松寺・電話〇五五-二二七-五二三三)と設計業務の随意契約を結び、設計作業をスタートさせる。同者は、昨年度に建設した日野春保育所の建築設計を担当しており、施設の統一化を図るため、長坂・秋田の両保育所についても同者に設計業務を委ねることになった。来月中を納期に急ピッチで設計作業をすすめ、年内の工事着手を目指す。両保育所のプール整備にかかる工事費には、約一億五、〇〇〇万円が見込まれる。
同事業は、長坂上条地内に既存する町立長坂保育所と、秋田保育所に、それぞれ屋内温水プール棟の増築を計画するもの。同町では、町の長期総合計画に基づき保育サービスの充実を図るため、統合保育所の新設などの施設整備を順次展開している。昨年度は日野春統合保育所を新設。今年度は小泉地区において統合保育所の建設を進めているが、これらの保育所は、園児用の温水プールを備えたものとなる。このため、町内の保育サービスの均一化を図るため、既存の長坂、秋田の両保育所にも同様の室内温水プール棟を備えることになった。
設計業務の委託にあたり、町の提示した増築するプール棟の規模は、RCまたはS造の平家建てで、延べ床面積二〇〇㎡を基準とする。、プール本体は、水張り面積一五〇㎡、水深〇・五~〇・七mの規模で、日野春保育所などと同様に、ボイラー式温水装置や、採光性を図るため半ガラス張りの屋根を採用したものになりそうだ。