県建設業協会中高支部(塩川伸一支部長)の2022年度通常総会が4月28日に開かれ、任期満了に伴う役員改選で、新支部長に下田諭氏を選出した。副支部長には藏谷伸太郎氏と丸山隆英氏を新任した。
今総会は新型コロナウイルス感染症予防のため、来賓は招待せず会員だけで行った。冒頭のあいさつで塩川支部長は「コロナの影響で活動しずらい面はあったが、昨年度は中野市、山ノ内町とそれぞれ災害協定を締結し、また女性部会も発足できた」と報告。議事では本年度予算案や事業計画などの議案を原案通り可決した。
役員改選で新部長に選出された下田氏は「皆さんの協力がなければ物事は進まない」と支部活動への引き続きの支援を要請。藏谷副支部長は「支部長をしっかりと盛り立てていきたい」、竹内監事は「当支部は少数だが、だからこそまとまりもある。中高から長野県の建設業界を発信していく気概を持っていきたい」と抱負を述べた。
4期8年にわたり支部長の大役を務めた塩川氏は「無事奉公できたのは皆さんのおかげ。新体制でも活動をしっかりと支えていきたい」と話した。
また議事の審議後、会員メリットの創出に積極的に取り組むよう求める意見が出た。発言者は「協会は業界の環境をより良くするため、さまざまな面で汗を流してきた。しかし、今の入札制度は誰でも参加できる。会員に対する総合評価での加点といったメリットの創出を、本会を通じて県へ要望してほしい」と求めた。
新役員は次の通り。(敬称略)
◆支部長=下田諭(下田土建)
◆副支部長=藏谷伸太郎(中野土建)
◆副支部長(会計)=丸山隆英(中沢建設)
◆理事=春日建章(春日建設)、黒岩正和(黒岩建設)、土屋徹(土屋建設)
◆監事=竹内敬三(竹内組)、湯本猛繁(湯本建設)
◆相談役=藏谷伸一(中野土建)、塩川伸一(塩川組)
※会員数=正会員15社、2号会員19社