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山梨県南アルプス市

今後に建設など検討へ/消防署整備計画を具体化

2005/11/29 山梨建設新聞

 南アルプス市は防災センターの機能を備えた消防署を建設する計画で、市消防本部が消防科学総合センターに委託した建設用地の適性地調査の結果報告を受け、今後に検討委員会を立上げ、建設場所や施設内容等の検討作業にはいる。建設場所のメドがつけば来年度から設計等の準備を本格化させ、19年度頃の建設着手をメドに事業をすすめていく考え。

 十日市場地内にある市消防本部の庁舎は、昭和49年に建設されたもので、老朽化が進み建築物の耐震性向上が急務となっている。また、市が今年度策定した「南アルプス市地域防災計画」のなかで、災害時における地域の防災拠点として防災センターを新たに整備する――ことなどを盛り込み、防災センターの機能を備えた新たな消防署を建設する計画としたもの。消防署の改築については、防災センターの機能を追加すると現在地では施設に必要な用地面積が確保できないため、現在地以外の場所についての適性地調査を今年度にすすめていた。

 新たな施設の内容としては、消防署の機能のほかに、地震災害時における地域の災害応急対策の拠点として災害時の対策本部の設置や、備蓄倉庫等を備え避難施設としても活用でき、さらに平常時における防災に関する広報、自主防災などの活動拠点、市民研修での活用など総合的機能施設が検討されている。



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