記事

事業者
長野県

最高は北條組98点/基準ラインは90点かつ出来形+品質28.3点/21年度優良技術者表彰 工事評定点

2022/05/20 長野建設新聞

 2021年度県優良技術者表彰受賞工事65件の工事成績評定点をまとめた。最高点は北條組(長野市)が施工した長野建設事務所発注「令和元年度社会資本整備総合交付金(街路)工事」(高田若槻線、長野市桐原~吉田1工区)で98点。表彰の基準ラインは工事成績評定点90点、かつ出来形管理+品質管理の合計点28.3点だったとみられる。

 第2位は塩川組(中野市)が施工した長野建発注「令和元年度社会資本整備総合交付金(街路)工事」(高田若槻線、長野市桐原~吉田2工区)で96点。第3位は吉川建設(飯田市)が施工した飯田建発注「令和元年度防災・安全交付金(道路)(緊急対策事業)工事」(伊那生田飯田線、松川町宮ヶ瀬橋2工区)と、高木建設(長野市)が施工した長野建発注「令和元年度防災・安全交付金(道路)(緊急対策事業)工事」(長野真田線、長野市松代1工区)で95点。

 以下、94点が7社(延べ数、以下同じ)、93点が9社、92点が12社、91点が21社、90点が12社。

 21年度優良技術者の選考に当たり、建設工事部門は従来の「企業からの申請方式」をあらため、選考基準を「工事成績評定点」のみに変更。基準となる点数に複数の工事が並び調整が必要となった場合、「出来形管理」と「品質管理」の項目の合計点が高い工事を優先し、この点数も同点の場合は全員を表彰することを公表していた。

 90点で表彰された12件のうち、出来形管理+品質管理の合計点が最も低かったのは28.3点で、この点数が基準ラインだったとみられる。

 なお21年度の表彰者数は74人で、工事件数が65件なのは、1工事で一般・若手両部門を表彰した案件が複数あったため。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら