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群馬県建築課

杉田建築課長インタビュー 健康な職場構築へ努力

2022/05/20 群馬建設新聞

建築課への所属は4年ぶり4回目と話す。「コロナ禍であり、まずは精神的に“健康な職場”となるように努力していきたい」と就任の抱負を語る。

本年度は、県土整備部が掲げている「防災・減災対策の推進」に向けて「群馬県耐震改修促進計画に基づき住宅や大規模建築物、緊急輸送路沿道建築物、防災庁舎等の耐震化を促進する」と話す。新たな取り組みとして、「ブロック塀自己点検用の動画を配信する予定でブロック塀の安全確保も推進していく」と施策を示した。

これまでの思い出深い事業として、設計時から建物完成まで担当し、1996年に開館した県立自然史博物館・かぶら文化ホールを挙げた。「余条件を満足した上で、いかにより良い施設にしていくかを多様な視点から提案・意見交換して建物を造りあげていくプロセス、その熱量の大切さを実感できたことはよい経験になった」と現在の仕事につながっている。

「建築の魅力は住まい手、使い手の心を豊かにすることもできること。また、県民や来県者が安心して日々の生活や観光等をするための建築物の安全を守る重要で不可欠な仕事」と、若手職員に向けて「誇りを持って自分の仕事に取り組んで欲しい」とエールを送る。

建設産業へは「適正な工期設定や週休2日工事の導入など建築工事における働き方改革に取り組んでいる。若い人が建設業界を選んでくれるために何が必要か、何ができるか共に考えていきたい」と語った。

趣味について尋ねると、コロナ禍前は、初夏から晩秋にかけての百名山等メジャーな山へのハイキングや都内の美術館の企画展を楽しみにしていたが現在は自粛中。最近はボウリングにはまっているという。週末に毎回10ゲームほど楽しんでいるとか。「まだまだ初心者レベルでうまくいかないが、ピンの弾ける音は気持ちがいい。長く続けていきたい」と話した。

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