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新会長に海野氏選任/アスファルト合材協会が通常総会開催

2022/05/21 新潟建設新聞

 新潟県アスファルト合材協会(31工場11社)の第49回通常総会が19日、新潟市内の新潟グランドホテルで開かれ、任期満了に伴う役員改選では、新たな会長に海野正美氏(福田道路)を選任した。海野会長はあいさつで「身の引き締まる思い。この歴史あるアスファルト合材協会の発展に微力ながら精一杯努めていきたい。良き伝統は引き継ぎ、さらに力を入れるべきことや、将来に向けて工夫改善していくところも多々あろうかと思う。会員皆さまのためになる協会を目指して、がんばっていきたい」と決意を示した。

 総会冒頭のあいさつで河江芳久前会長は「新潟県内のアスファルト合材の製造数量は、前年に比べ若干の減少と3年連続で前年対比マイナスとなった。原油価格の高騰や円安、輸送コスト増と大変厳しい状況にあると思う」と厳しい現状認識を示した。続けて「合材工場の魅力ある職場づくりが必要不可欠である。労働環境および労働時間の改善を図り、担い手確保育成につなげていきたいとの思いから、第2第4土曜日の閉所による連続休日取得推進活動を続けており、その成果も着実に上がっている」と報告。また「今期の特筆すべき活動として、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、アスファルト合材工場における脱炭素への取り組みに関する講習会を開催した。われわれが今後取り組まなければならない方向性を知ることができた中身の濃い講習だった。来期もさらにレベルを上げて脱炭素への取り組み活動を実施してまいりたい」と新たな取組成果を披露した。

本年度の事業計画としては研修会の実施や安全衛生環境パトロールなどを実施する。

 役員改選では、会長に海野氏、副会長に藤川智生氏(世紀東急工業北陸支店)を選任した。また4月の理事会で、渡辺亮三理事の後任に石山剛氏(本間道路)、梶岡聡理事の後任に河西誠氏(東亜道路工業北陸支店)を追認したことが報告された。


 ○第2・4両土曜の閉所率は56%に

 同協会は、会員工場に毎月第2、第4土曜日を閉所日とする連続休日取得推進活動に取り組み、5年目を迎えた。総会では実施状況が示され、スタートした2017年度の閉所率は14工場44%だったが、昨年度は18工場56%まで増加した。

【写真=海野新会長、総会では表彰式も行われた】

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