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東京都と接続検討を/新たな湾岸道具体化要望/東京湾環状道路等期成同盟通常総会

2022/05/23 日刊建設タイムズ

 「東京湾環状道路並びに関連道路建設促進期成同盟」の通常総会が20日、千葉市のTKPガーデンシティ千葉3階シンフォニアで開かれた。2022年度事業計画や役員の改選などを承認したほか、副会長の小出譲治・市原市長が東京湾環状道路、東京湾環状道路の関連道路、予算の確保に関する要望書案を読み上げ、要望文として採択。新たな湾岸道路に関しては、千葉県と東京都を結ぶ区間についても検討を進め、計画の具体化を図ることを求めていく。

 会長の穴澤幸男副知事は「国道357号東京湾岸道路に関しては、塩浜交差点の立体化工事や、船橋市や千葉市内の車線増設が進められている。さらに、新たな湾岸道路については、21年4月に道路整備促進大会を開催した」と説明。「湾岸地域のポテンシャルを十分に発揮させ、わが国の国際競争力の強化、首都圏の生産性の向上、湾岸地域のさらなる活性化を図るため、東京湾環状道路ならびに関連道路の一層の整備促進に努めていく」と述べ、引き続きの支援と協力を要請した。

 来賓として、角田秀穂・衆議院議員、猪口邦子・参議院議員、江野澤吉克・県議会副議長が祝辞を述べた。

 22年度の事業計画では、東京湾環状道路の早期建設と関連する幹線道路の整備促進を図るため、国会および関係省庁に対する要望活動、道路整備に関する情報の提供・調査研究などに取り組む。

 要望文における要望のうち、東京湾環状道路については▽国道357号について、塩浜立体や船橋市域の渋滞対策を早期に完成すること▽湾岸千葉地区改良・蘇我地区の着実な調査推進を図ること▽新たな湾岸道路について、東京外かく環状道路高谷ジャンクション周辺から蘇我インターチェンジ周辺ならびに市原インターチェンジ周辺までの湾岸部において、多車線の自動車専用道路として速やかに計画段階評価に着手し早期に計画の具体化を図ること▽新たな湾岸道路について、千葉県と東京都を結ぶ区間についても検討を進め、計画の具体化を図ること▽東京湾岸道路の千葉地区専用部や未整備区間、国道409号の4車線化を含む東京湾アクアライン着岸地周辺道路網の調査推進および計画の早期具体化を図ること▽東京湾口道路は、実現に必要な画期的な技術開発など調査の重点を図ること――などを求める。

事業計画などを承認した

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