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茨城県土浦土木事務所

県土浦土木の22年度主要事業/354号土浦BPで改良舗装/都計新都市中央通り線も

2022/05/24 日本工業経済新聞(茨城版)

 県内出先事務所の中で最も大きな予算規模である土浦土木事務所。国道125号や354号など広域的な幹線道路網の整備のほか、災害対策として河川整備や都市公園の長寿命化対策などを推進している。本年度は、国道125号つくばバイパスで用地買収や改良舗装工事、国道354号土浦バイパスの箱型函渠工事や改良舗装工事、都市計画道路新都市中央通り線で改良舗装工事、恋瀬川の橋梁下部工や河道掘削工事、上曽トンネルで電気室建築工事が計画されている。

 【国道125号つくばバイパス(つくば市田中~下妻市高道祖)】

 県南・県西地域を東西に連絡する広域幹線で、常磐道土浦北ICや筑波山地域へのアクセス機能強化と、つくば市北部における渋滞緩和を図るため、バイパス整備を進めている。

 2021年度末の進捗率は97%で、残りは寺具西交差点から西側520mの現道拡幅区間。本年度は大型物件の用地取得と改良舗装工事を予定。

 【国道354号土浦バイパス(土浦市若松町~手野町)】

 鹿行・県南・県西地域を東西に連絡する広域幹線。鹿行地域から常磐道土浦北ICへのアクセス強化と、土浦市内の渋滞緩和のため、4車線化を推進中。

 進捗率は21年度末で98%。本年度は木田余跨線橋の前後の改良舗装工事や同橋東側の法面保護工事を7~9月に発注する。

 【都市計画道路新都市中央通り線(つくば市下萱丸~谷田部)】

 つくば市中心部を起点に、つくばエクスプレス沿線の各開発地区を結び、新たなまちづくりの促進や県南地域の連携強化を図るため、バイパス整備を推進している。全体延長594m、幅員30/13m。総事業費23億円。21年度末の進捗率が89%。

 22年度は萱丸工区(つくば市)で下萱丸橋の前後の改良工事を7~9月にも発注する。

 【一級河川恋瀬川】

 石岡市およびかすみがうら市など流域の浸水被害解消のため、特に中上流部の改修を推進。進捗率は21年度末時点で66%。本年度は石岡市片野の光安寺橋の下部工(A2)のほか、河道掘削その1~3を6月にも発注する。

 【(仮称)上曽トンネル整備事業(石岡市)】

 上曽峠が幅員狭小で線形不良であるため、走行安定性が高く、周辺環境への影響が少ないトンネルを含めたバイパスを整備中。延長5・58㎞(うちトンネルL3・54㎞)。21年度末の石岡市分の進捗率が48%。

 ほとんどの工事は本課発注だが、本年度は電気室の建築工事が7~9月に事務所から発注となる。


【国道354号土浦バイパスの木田余跨線橋では拡幅工事が進む】

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