記事

事業者
群馬県館林土木事務所

県館林土木事務所は就任インタビュー

2022/05/26 群馬建設新聞

館林土木事務所への異動は8年ぶり4度目。所長としては初就任となる。居心地の良い職場を目指し、家族愛ならぬ「館土愛」というワードを作成。事務所のキャッチフレーズとし、「アットホームな職場で館土愛を育み、地域の県民に喜ばれる仕事をしよう」を掲げる。管内地域が6市町ある中で、県と市町の役割分担を行い、それぞれ達成感を味わえるようにWin-Winな関係を目指したいと力強く語る。

邑楽館林地域の印象としては「北は渡良瀬川、南は利根川に囲まれた低平地の豊かな自然環境がある中で、主要な工業生産地や優良農地も多い。自然を生かした観光地も随所にある」と話す。道路は東北自動車道が南北に貫き、城沼や県立の多々良沼公園などもあり「水辺環境整備や管理の部分にも力を入れていきたい」という。

2022年度の事業概要は国道122号館林バイパスや山王赤生田線の道路改築のほか、館林都市計画道路中央通り線の整備、各種交通安全事業等を掲げる。河川事業では、休泊川や多々良川、新堀川の改修などを推進。19年に発生した台風19号の経験などから、事務所単体で進めるだけでなく、地元の建設関係者や連携機関などと協力しながら整備や管理をしていきたいと意気込む。

これまでに携わった土木事業には国道122号昭和橋から館林明和バイパス間や国道354号板倉北川辺バイパス、板倉川改修、東毛流域下水道の幹線などのハード整備と県土整備プラン策定や道の駅防災協定締結などのソフト整備が思い出深いと話す。

また、財政課で経験した4年間は、教育委員会や保健福祉の予算編成や各種協議などの業務内容はもとより、たくさんの職員と意見交換し、その後の行政経験にも生かせる良い機会を得られたと振り返る。

若手職員へは「県民のために働くという思いは共通だと思う。報連相を心掛け、課題を小さいうちから対応して、新たな失敗を恐れない気持ちで取り組めるよう、勇気を持って挑戦してほしい」という。

趣味は息子達が高校野球をしていたこともあり、高校野球観戦。試合を見に行くたびに感動を覚え、ことしの熱戦にも期待している。また、草津温泉をはじめとする日帰り温泉も好きだとか。コロナウイルス感染症が収まれば、県内各地の温泉に足を運びたいと笑顔で語った。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら