埼玉県電業協会は26日、さいたま市内のホテルブリランテ武蔵野で本年度定時総会を開いた。議事では役員改選が行われ、新会長に積田優氏が選出された。
積田会長は会長職の重責に「身の引き締まる思い。不退転の決意を持ってその責務を果たしていく」と述べ、上部団体や各都県協会とも連携しつつ、本県独自の活動を展開する姿勢を強く示した。また、担い手不足や働き方改革など業界の喫緊の課題に対しては「一致団結し、さまざまな取り組みを強化していく」と力を込めた。なお、前会長の岡村一巳氏は名誉会長に就いた。
このほか、前年度会務報告と収入・支出決算が審議され、両議案とも多くの拍手をもって承認された。本年度はSDGs事業における課題解決に向けた活動に注力し、会員の協力を得ながら事業の成果を上げていく。具体的には就労支援の情報発信や工業高等学校電気科授業での業界説明、各種講習会、ボランティア活動、分離発注方式に関する調査・研究、公共工事発注機関との意見交換などを事業計画に盛り込んだ。
会員企業の永年勤続をたたえる優良従業員表彰などののち、懇親会へと移行。来賓には県土整備部の山科昭宏副部長、県議会の武内政文副議長、田村琢実議員、深谷顕史議員、関東地方整備局営繕部の小谷寛之設備技術対策官、埼玉県住宅供給公社の柳沢孝之副理事長など多数が臨席。会員らはソーシャルディスタンスの確保、個別配膳による食事提供などコロナ対策を徹底した上で歓談を楽しみ、和やかに親睦を深め合った。
開会前には共同購買事業で実績を上げた上位3支部が発表され、1位の西部支部、2位の北部支部、3位のさいたま支部へそれぞれ報奨金が贈られた。
新役員は次の通り。(敬称略)
▽会長=積田優(積田電業社)
▽副会長=山口裕(電成社)、川合昭(埼玉電設)、内山祥章(内山電設)
▽名誉会長=岡村一巳(岡村電機)
▽理事=橋本幹男(橋本電工)、吉村光司(八洲電業社)、深井正美(深井電気)、山本和利(イートラスト埼玉)、矢嶋博和(躍進電気)、佐野雄一朗(佐野電機)、栗原一也(栗原電機)、西藤輝(新電気)、橋本勉(橋電)
▽専務理事=荒川清江(協会事務局長)
▽監事=市之瀨正靖(市之瀨電設)、阿部憲夫(高山電設工業)