燕市は、整備を計画する全天候型子ども遊戯施設の設計について、公募型プロポーザルを早ければ6月中旬にも公告する方針だ。本年度当初予算に設計費として3300万円を計上している。土地の取得は議会承認が必要であり、6月議会に諮る。現在地権者と仮契約を結んでいる。
全天候型子ども遊戯施設の総事業費は、概算で14億9950万円。このうち工事費は7億4000万円を試算しているが、資材高騰の影響で流動的とする。造成・駐車場整備費に4億9400万円を見込んでいる。
本年度当初予算には、設計費のほか地質調査業務委託料に1000万円、造成費に3億2900万円を計上しており、基本設計・実施設計に着手するとともに、並行して造成・調整池の整備を進める。本体着工は2023年夏以降、24年秋のオープンを目指す。
整備地は、燕市体育センターと燕市交通公園の隣接地で、大曲地内。現況は田。土地収用法事業認定を得るため県へ申請した際、市が想定する施設の敷地面積は遊戯施設S造平屋1309・5㎡、駐車場3888㎡(255区画、障がい者等優先3区画)、うち調整池1038・1㎡、地下式・貯水量714・8立方としていた。
基本構想によると、遊戯スペースを中心に休憩室、見守りスペース、おむつ替えスペース、授乳室などを整備する。遊戯スペースには大型トランポリンやアスレチック遊具を設置。年齢ごとにゾーニングするなど安全に配慮した施設を目指す。
8~9月にも設計の公開プレゼンテーションを行いたい考えだ。
【写真=建設予定地(大曲地内)】