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国土交通省高崎河川国道事務所,その他記事(公共)

(国)高崎河川は国道17号上武道路4車線化へ2橋の上部工を公告へ

2022/05/31 群馬建設新聞

国土交通省高崎河川国道事務所は国道17号上武道路の4車線化工事について2022年度、(仮称)今井第1橋梁と(仮称)荒砥川橋の上部工事を計画している。今井第1橋梁が鋼橋、荒砥川橋はPC橋となる。早期の一般競争入札公告に向けて現在、積算を進めているところ。設計は2橋ともオリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)が担当した。

上武道路は、埼玉県熊谷市西別府地内の西別府交差点から前橋市田口町地内の田口町南交差点までを結ぶ延長40・5㎞の路線。国道17号の交通混雑の緩和と地域活性を目的としており、地域高規格道路熊谷渋川連絡道路の一部区間となる。1970年度に事業着手し、2017年度に暫定2車線区間を含み全線開通した。

太田市武蔵島町から前橋市今井町地内の今井町交差点までの21・5㎞区間と、前橋市鳥取町地内の鳥取交差点から埼玉県方面に向かった5・1㎞区間の合計26・6㎞区間については4車線化工事が完了している。4車線化工事が完了していない2車線区間は対面通行しており、4車線化工事では下り線側に新たに車道幅員7mと幅員1・75mの中央分離帯、幅員1・25mの路側を整備する。

2車線区間のうち今井町交差点から新潟県方面への2・4㎞区間では、今井第1橋梁と荒砥川橋の上部工について早期公告に向けて準備を進めている。同区間は22年度、荒口高架橋の上部工や路床改良工事を発注済み。また、鳥取交差点から上武上細井交差点までの2・1㎞については、これまでに路盤工および舗装工を発注している。

今井第1橋梁は国道50号との交差部に整備。橋長45mの単径間鋼単純鈑桁橋。荒砥川を跨ぐ荒砥川橋については、橋長約84mのPC2径間連結ポストテンションT桁橋となる。

当初予算で工事費9億8400万円などを確保している。

鳥取町交差点から上武上細井交差点までの2・1㎞区間と今井町交差点から富田町地内までの2・4㎞区間は23年度までに順次4車線化工事が完成する予定。

西別府交差点から武蔵島町までの5・9㎞区間は暫定2車線で供用されている。区間内に架設されている新上武大橋については今後、4車線化に向けた設計を委託する。

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