富岡土木事務所への赴任は、今回で4回目となる。過去3回、7年9カ月間で事務所、事業所、ダム管理と幅広く担当「仕事と人生のスキルを磨かせていただいた地域に戻ってくることができ大変うれしく思っている」と笑顔を見せる。
歴代の同事務所の就任インタビューを読み返していると、ある先輩がKDD(カンと度胸と出たとこ勝負)で最後の力を振り絞って尽くしたいと語っていたという。「自らを鼓舞する立派なキャッチフレーズだと感じた」と話す。続けて「この大胆なフレーズの裏にはJFK(準備・復習・行動)というしっかりしたものがあっての抱負だったと思う。準備・復習・行動の大切さを再認識させてもらった。準備・復習・行動をもって職務に励んでいきたい」と気を引き締める。
甘楽・富岡地域の要望を見てみると、人命・財産を守るためのものが多く、引き続き着実に取り組んでいかなければならない重要なものばかり。甘楽・富岡地域の災害レジリエンス№1の実現には、職員との情報共有も重要で職員には「準備として自らの考えを育てていくことが重要」とアドバイスを送る。職員とお互いの復習として「課題について個々の経験を踏まえ、意見交換をすることが重要」と話す。そして行動として「しっかり相手方に説明を尽くすことを目指す」と意気込む。これまでの自らの経験から出たとこ勝負になってしまうところがあるかもしれないが「持っているものを出し切って進めていきたい」と語る。
実務では、これまでと同様に地域の方々などの意見に耳を傾け、情報共有を図りながら事業を進めていきたいという。また、建設業界の方々と頻繁に意見交換し、円滑な事業推進に向けた業務改善の議論と合わせて「建設公共事業に携わるわれわれが地域の発展を担っていることや危機管理に必要な存在であることへの誇りを共有したいとも考えている」と話す。
直近2年間はウイズコロナでの仕事、生活が定着。私生活では自転車で敷島公園へ行き「ザスパクサツ群馬の応援で心身のリフレッシュとあわせ、出不精(デブ症)を解消するつもりでいる」と笑みを浮かべる。