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群馬県渋川土木事務所

渋川土木青木所長インタビュー

2022/06/02 群馬建設新聞

就任の抱負を尋ねると、県土整備プランの着実な推進を第一に掲げ「ハード面だけではなく、マイタイムラインの作成支援などのソフト面でも対策を実施していく」と方針を示した。また、県道南新井前橋線バイパス4期工区の推進や、今年度中の完成を目指す国道353号村上工区の落石対策を始め、各種事業を円滑に促進するためには「所員のチームワークや情報共有が大切」と話す。そのためには「明るく風通しの良い職場となるよう心がけていきたい」と気を配る。また、台風や降雪といった自然災害の対応については「地元建設業協会や管内の市町村との連携が不可欠」とし、引き続き協力体制を築いていくと意気込みを語った。

これまでのキャリアで思い出深い事業について聞くと、堤体コンクリートの打設開始から完了まで担当した四万川ダム建設事務所時代を挙げた。「堤体前面の化粧型枠の検討など多忙かつ困難な仕事だった」と話す一方、「幸いにも素晴らしい上司、先輩、同僚に恵まれた事で充実した日々を送れた」と当時を振り返る。こうした経験を踏まえ、若い技術者へは「新工法や新製品等のメリット・デメリットを考慮し、上手に活用して欲しい」と促す。また、「いろいろな現場や職場を体験して、経験を積む事が大切だと感じる」とアドバイスを送った。

建設産業について尋ねると「社会にとって最も重要なインフラの建設や維持管理をしていることから、時代が移り変わっても重要性、必要性は変わることはない」と見通す。また、「災害や除雪、豚熱などの対応でも重要な役割を果たしており、安全安心な県民生活のためには必要不可欠な存在」と話した。

休日は料理に腕を振るう。和食、洋食、中華のほか、ジャム類やプリンのようなデザートも作ったりと料理の種類は多岐に渡る。5月の連休に県外にいる娘が久しぶりに帰省した際には、ペペロンチーノスパゲティを振舞ったそうで「おいしいと喜んで食べて貰えたのが嬉しかった」と笑顔を見せた。

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