2017年に全線開通し、現在は4車線化を推進中の圏央道。沿線へのさらなる企業進出の促進や交流拡大が期待される。県竜ケ崎工事事務所では、管内4カ所のインターチェンジへのアクセス道路整備(8路線10カ所)にまい進している。本年度は牛久阿見ⅠCの土浦竜ケ崎線バイパスで函渠工事、土浦稲敷線バイパスで地盤改良工事、稲敷ICの国道125号大谷バイパスで道路改良舗装工事に取り掛かる。また河川改修では、乙戸川の大和田新橋の下部工を予定。
【土浦竜ケ崎線バイパス】
牛久阿見ICのアクセス道路で、阿見町実穀~牛久市岡見町のバイパス整備を進めている。全体延長5350m、幅員25~30/13m。21年度末の進捗率は81%。本年度はIC前で函渠工事(L13m、W27・5m)を予定。8~9月にも公告となる。
【土浦稲敷線バイパス】
同じく牛久阿見ICのアクセス道路。阿見町実穀~上長のバイパス整備。延長3270m、幅員34/13m。進捗率が同62%。22年度は土浦竜ケ崎線との交差点から東側で、改良工事(L160m)を行う。7月初旬にも公告する。
【竜ケ崎阿見線バイパス】
阿見東ICのアクセス道で、牛久市正直町~久野町で推進。延長3100m、幅員23/13m。進捗率は同10%。調査設計や用地買収、伐採工事を進める。
【美浦栄線バイパス】
阿見東ICのアクセス道路で、牛久市島田町~龍ケ崎市白羽の延長3400m、幅員23/13m。同13%の進捗率。本年度は調査設計、用地買収、伐採工事を実施。
【江戸崎新利根線バイパス】
稲敷ICのアクセス道。現道の幅員が狭いことから、稲敷市羽賀~佐倉でバイパスを整備中。延長5400m、幅員18/6・5m。進捗率が同80%。8~9月にも、地盤改良工事(路体盛土工5500立方m)を公告する。
【江戸崎下総線】
稲敷東ICへのアクセス道で、現道は幅員が狭く、歩道がないため、現道拡幅とバイパス整備を推進している。稲敷市桑山~河内町平川の2700m、幅員10・5/6・5m。進捗率同13%。本年度は測量設計、用地買収、改良舗装工事を予定。
【竜ケ崎潮来線バイパス】
稲敷市下太田地内で、稲敷東ICのアクセス道。幅員が狭く、一部歩道がないためバイパスを整備している。延長3260m、幅員14~18/6・5m。進捗率は同97%。22年度は埋蔵文化財調査と用地買収に取り組む。
【国道125号バイパス】
◆大谷バイパス(美浦村大谷)=稲敷ICのアクセス道で、延長2600m、幅員25/13m。進捗率が同90%。舗装工事2件や改良舗装工事2件を7月上旬に、歩道工事と法面保護工事を7~9月に公告する。
◆桜川バイパス(稲敷市阿波)=稲敷東ICのアクセス道路で、延長2400m、幅員23/13m。進捗率同84%。改良工事(L260m)が7月初旬にも公告となる。
【乙戸川の改修】
中下流部の流下断面不足や上流部での市街化の進展に対応するため、1994年度から改修を進めている。進捗率は同44%で、桂川との合流部まで完了。大和田新橋の下部工(A1、A2)を7月上旬に公告予定。
【相野谷川の改修】
中下流部の流下断面不足や周辺開発の進展を踏まえ、減災のために改修中。進捗率は同92%。6月下旬から7月にも、取手市桑原の用排水樋管工事と用水樋管工事を公告する。
【牛久阿見ICの北側では土浦竜ケ崎線バイパスの整備が進む】