衆議院国土交通委員会は29日、建築物の構造計算書偽造問題で、参考人を招致し、質疑を行った。招致されたのは、木村建設の木村盛好社長、篠塚明元東京支店長、ヒューザーの小嶋進社長、イーホームズの藤田東吾社長、シノケンの篠塚英明社長、神奈川県平塚市の渡辺貞雄政策部長の、計6人。
小嶋社長は、「イーホームズなどの確認検査機関が、許可を出してしまった。神聖な公文書なので、まったく疑うことなく着工した」と経緯を述べた。イーホームズの藤田社長は、「当社は適法にやったと信じている。イーホームズだからこそ、圧力があってもこの問題を公表できた」と述べた。
木村建設の篠塚明元東京支店長は、姉歯建築士に対し「鉄筋を減らすよう言ったかも知れないが、当然、法令遵守内で、という意味」と話した。