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【海外進出】最優秀賞に大成・建設技研/JapaCon国際賞

2022/06/21 本社配信

 国土交通省は、日本の質の高いインフラを代表する海外建設プロジェクトや海外で先導的に活躍している中堅・中小建設関連企業を表彰する第5回「JAPANコンストラクション国際賞」(国土交通大臣表彰、通称JapaCon国際賞)の表彰式を17日に開催した。建設プロジェクト部門の中から選定する、最優秀賞には、パキスタンの「東西道路改修事業(国道70号線)」を行った大成建設と建設技研インターナショナルに決定した。

 同事業は、パキスタンからアフガニスタンに通じる西回廊について一般車両の通行を妨げず道路機能を維持したまま施工し、自然災害に対する強靱化と輸送力強化を同時に実現。高低差600mの険しい山間部で道路線形を抜本的に修正して走行性を向上させた。日本の技術と現地の施工方法それぞれの長所を組み合わせることで、建設コストと工期を縮減するとともに、ライフサイクルコストや環境負荷の低減も図った点が評価された。

 表彰式では、最優秀賞を含む建設プロジェクト部門4件、中堅・中小建設企業部門1社のほか、第5回を記念して個別のプロジェクトには該当しない先駆的事業活動に対する特別賞3件に対して表彰状が授与された。

 斉藤鉄夫大臣は「今回受賞されたプロジェクトや企業の活動はいずれも日本の質の高いインフラの取り組みを代表する優れたものだ」と受賞者の栄誉をたたえ、「今後も日本の企業が積極的に海外展開を進められるよう、必要な支援を強化しつつ、インフラシステムの海外展開に積極的に取り組んでいく」と述べ、さらなる活躍に期待を寄せた。


【写真=斉藤大臣から最優秀賞の受賞者へ表彰状が授与された】

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