国土交通省は６月28日付で幹部人事異動を発令する。山田邦博・事務次官が退任し、後任には藤井直樹（ふじい・なおき）国土交通審議官が就任する。吉岡幹夫技監は留任が決まった。

　藤井氏は、１９８３年東大法学部卒、運輸省採用。国交省総合政策局政策課長、大臣官房審議官（総合政策局、鉄道局担当）、総合政策局公共交通政策部長、自動車局長、鉄道局長、大臣官房長を経て２０１９年７月から国土交通審議官。61歳。岡山県出身。

　国土交通審議官は３人が交代し、藤井氏の後任に水嶋智・鉄道建設・運輸施設整備支援機構副理事長、石田優氏の後任に和田信貴・総合政策局長、岡西康博氏の後任に林俊行・復興庁統括官が就く。大臣官房長には宇野善昌・都市局長が就任する。

　新たな総合政策局長は瓦林康人・大臣官房長、国土政策局長は木村実・大臣官房審議官（総合政策局担当）、都市局長は天河宏文・大臣官房総括審議官、水管理・国土保全局長は岡村次郎・北陸地方整備局長、道路局長は丹羽克彦・四国地方整備局長、住宅局長は塩見英之・大臣官房審議官（住宅局担当）、港湾局長は堀田治・中部地方整備局長がそれぞれ就く。

　なお、長橋和久・不動産・建設経済局長、上原淳・鉄道局長は留任となる。

【写真＝藤井直樹氏】