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群馬県太田市

県太田市土地開発公社はカインズ出店向け造成

2022/06/24 群馬建設新聞

太田市が2020年度に出店企業を選定した丸山地区商業用地開発事業がいよいよ動き出す。用地取得から敷地の造成工事まで太田市土地開発公社が担当し、造成工事の契約がこのほど完了。造成工事終了後に、太田市土地開発公社からホームセンターチェーンの経営などを手掛けるカインズ(埼玉県本庄市、高家正行代表取締役)が購入する。同社はホームセンターやスーパーマーケットなどの出店を予定している。開発へ向けた基本的事項の覚書を20年度に締結しているが、店舗の着工時期は現時点で未定。

整備地は丸山町1375で太田流通センターの西側。同地内周辺は、北関東自動車道太田桐生インターチェンジに近く、産業集積が進んでいる。一方でスーパーマーケットなどの生活利便施設がないため、地域住民から出店への要望が上がっていた。出店企業は20年度に太田市が行った公募型プロポーザルにより決定。プロポで示した出店条件には、食料品から衣料品、家電などを1カ所で買い求められる商業施設などを掲げていた。

造成工事で行う開発面積は4・8ha。商業用地開発事業に国道工事、県道工事、市道工事、場内工事、水道工事などに着手する。施工はともに太田市の岩崎工業と石宝がJVで担当。22年度末までに工事を完了させる。開発事業に伴う事業測量および調査設計業務は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が手掛けている。

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