社会福祉法人長岡福祉協会(田宮崇理事長、長岡市深沢町)は23日、小千谷さくら病院の新病棟整備事業施工業務のうち、新築工事および第2期解体工事分について、大成建設・中越興業JVと15億8400万円(税抜)で契約した。27日に現地で安全祈願祭を開催し、新築工事に着手する。2023年4月末の工事完了、同年6月の供用開始を目指す。
同事業は設計段階から施工者が参画するECI方式を採用。資材の価格変動の現状把握、早めの資材調達や工事費の縮減や工期短縮など具体的な技術協力の提案を求めるプロポーザル方式で同JVを選定した。ことし3月までに実施設計、5月末に第1期解体工事を完了させている。
小千谷さくら病院の第1・2病棟は竣工から約40年が経過。老朽化が著しいことや将来のICT化や医療ニーズの変化に柔軟に対応すべく、現地(小千谷市小粟田2732)で建て替えを行う。
建築本体工事のほか、新病棟新築エリア敷地内の埋設管整理、既存取り壊し建物(デイケア棟、機能訓練棟)の設備、電気切り離し工事等ならびに既存建物の撤去なども実施する。
新築する病棟はラーメン構造RC造3階建て、延べ床面積4868・35㎡。
総工費は、第1期解体工事分3800万円、新築工事および第2期解体工事分の15億8400万円の計16億2200万円(税抜)。
基本設計は、高田建築設計事務所(長岡市)が担当した。