社会福祉法人長岡福祉協会（田宮崇理事長、長岡市深沢町）が小千谷市内で整備する「小千谷さくら病院棟整備事業施工業務」の新築工事および第２期解体工事の安全祈願祭が現地の小粟田地内で開催された。法人、小千谷市の関係者、設計者、施工者など22人が参加し、工事の安全を祈願した。

　当日の神事では、田宮理事長が鍬入れ、高田建築設計事務所の高田清太郎会長が鎌入れ、大成建設常務執行役員の岡田正彦北信越支店長が鋤入れをそれぞれ執り行った。

　式典後、田宮理事長は「いろいろ時代的に難しいこともあったが、皆さんのおかげで今日という日を迎えられた。今後、竣工式が無事に迎えられることを祈念する」とあいさつした。

　現場代理人を務める大成建設の竹田賢次氏は「無事故、無災害で竣工を迎えられるよう、安全に工事を進めていきたい」と意気込みを語った。

　小千谷さくら病院の第１・２病棟は竣工から約40年が経過。老朽化が著しいことや将来のＩＣＴ化や医療ニーズの変化へ柔軟に対応すべく建て替えを行う。

　本事業はＥＣＩ方式を採用。

　建物規模は、ＲＣ造地上３階建て、塔屋１階延べ床面積４９３５・78㎡。建築面積１７０１・02㎡。敷地面積は３万２４５５・28㎡となる。

　設計・監理は高田建築設計事務所（長岡市）、施工は大成建設・中越興業JVが担当。

　２０２３年９月末の完成を予定する。

【写真＝鍬入れする田宮理事長、鎌入れする高田会長、鋤入れをする岡田支店長】