ふじみ野市(島田行雄市長)は、今日6日開会する12月議会に、17年度の残る3か月分の予算追加および暫定予算の再試算などを行った17年度予算案を提出する。一般会計は、10月1日の暫定予算に39億2277万5000円を増額して、総額218億6677万5000円とした。注目は新規の小学校新設事業。土地測量調査委託料2000万円など、総額5491万円を計上。18年度には設計に着手する方針。総事業費は概算で約48億円を見込んでいる。
新設小学校は、旧大井町時代に第7小学校建設事業として計画。19年4月の開校を目指し、調整を重ねてきた。
事業は、急激な人口増により、必要となった東原小学校の分離新設校となるもの。東原小学校は現在34クラスあるが、そのうち12クラスが、仮設のプレハブ校舎で対応している状況。
建設地は、大井東台地区、東原小の南東1kmほどの場所、敷地面積は1万7000㎡を予定している。クラス数や学区割けなどは、今後検討して行く。
第7小学校基本構想・基本計画策定および基本設計業務は、松下建築設計事務所(さいたま市、電話048-663-4118)が15年度に作業。小学校機能にとどまらず、広く地域に開かれた学校、生涯学習などの拠点とする方向なども視野に入れ、プランニングした。
事業スケジュールについては、用地買収も絡み、現時点では未定としながら、18年度には基本・実施設計をまとめ、19年度からの工事を見込む。
このほか、今回の予算では、上福岡駅西口駅前地区再開発事業の保留床(公益施設棟)取得に15億3813万円を投じるのが目立つ。
建設事業では、東久保区画整理関連で、大井中央公民館分館新設事業費2837万円を計上。区画整理記念公園隣接地327㎡に、建築面積138㎡の新施設を設置する。
また、区画整理地内道路維持補修工事費550万円も計上。延長2000mの側溝清掃、5000mの路面表示工事を実施する。同区画整理地内には、1233㎡の基面整備と、そのうち906㎡の公園整備も予定。2637万円を予算化した。
上福岡駅東口駅前広場暫定歩道整備工事費には913万円を盛り込んだ。