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群馬県沼田市

栄町で3・3・1環状線整備工 10月にも一般競争入札

2022/07/01 群馬建設新聞

沼田市は都市計画道路3・3・1環状線の整備について、2022年度は21年度に引き続き栄町工区の道路新設工事を推進する。22年度は延長120mの工事を10月にも一般競争入札で公告する。21年度は2分割での発注となったが、22年度は一括の発注となる見込み。

同線は、市街地を囲む線形でルートを整備している。道路体系を改善し、市街地へのアクセス向上を図ることが目的。全体延長は7680m。幅員は14~22mを基本としている。1998年に事業着手した。

栄町工区は、県道戸鹿野下之町線の県立利根実業高校(栄165-2)付近から主要地方道沼田大間々線との交差点付近までを結ぶ延長1337mの区間を対象に整備を進めており、2024年度の工事完了を目指している。

22年度に行う施工対象区間は、沼田大間々線との交差点周辺。セブンイレブン沼田栄町店(栄町52-5)の西側を通る延長120m。整備箇所には交差点部が含まれているため、基本幅員よりも広い幅員22~25mの道路を新設する。

工事内容は、車道整備として下層路盤工から上層路盤工までを約1000㎡行うほか、歩道部も同様に下層路盤工から上層路盤工まで約360㎡整備を行う。また、延長約100mのL型擁壁や、延長約240mの管渠型側溝を路線両側に整備する。工期は23年3月末までを設定している。設計は高崎測量(高崎市)がまとめた。

22年度は、同工区整備に向け当初予算で道路改良工事費4884万円、土地購入費1004万7000円、物件補償費900万円など、合計約8079万円の事業費を確保した。今後も用地買収や整備などを進める。用地買収の進捗状況によってはスケジュールが変動する可能性もあるとしている。

栄町工区の整備が完了した後は、国立沼田病院(上原町1554-4)から沼田大間々線までを結ぶ延長850m区間の整備を予定しており、事業認可を得た後に、用地買収などを進め道路整備に着手する方針となっている。

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