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新潟県新発田地域広域事務組合

佐藤総合計画・巧設計JVに 消防本部等新庁舎基本設計プロポ/新発田地域広域事務組合

2022/07/01 新潟建設新聞

 新発田地域広域事務組合(管理者=二階堂馨新発田市長)は30日、新発田地域広域事務組合新庁舎整備事業の基本設計業務で公募型プロポーザル方式を実施した結果、最適候補者に佐藤総合計画・巧設計JVを特定した。次点者はNASCA・あい設計・グリーンシグマJVだった。履行期限は2023年3月31日まで。 

 


 広域消防本部・新発田消防署と合同庁舎(広域事務局)は経年により施設・設備ともに老朽化が進み更新時期を迎えている。このため消防活動や広域行政事務の拠点に災害に強く持続可能かつ地域住民に開かれた庁舎とし、複合・集約化することで、一層効率的・効果的な住民サービスに努める方針。

 庁舎の規模は3600㎡程度を想定(附属建物を含まず)。構造については、耐震構造、免震構造、制振構造を想定。高度な消防活動拠点としての事業継続性などを総合的に判断し、今後設計の中で最適な構造形式を決定する。 

 建物は、広域消防本部、新発田消防署および広域事務局などが入居する庁舎棟や附属建物として訓練塔、屋外訓練場、防災備蓄庫、車庫などを確保。また、職員駐車場、来庁舎駐車スペース、消雪設備、無線塔など敷地内に設置する。

 建設場所は、中田町3丁目地内にある新発田市地域整備課維持管理事務所所在地の敷地約1万8500㎡。今後同事務所を解体し整備を行う。

 23年度中に実施設計および通信実施設計をまとめ、24・25年度で庁舎の建設工事、26年4月の供用開始を目指す。

 委託上限額に5175万5000円(税込み)を設定していた。

 総事業費に28億8500万円、うち建設工事費に19億800万円を見込む。 

【写真=維持管理事務所所在地に移転】

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