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山梨県新環状道路建設事務所

桜井JCT設計着手へ 地質調査・測量も発注予定

2022/07/05 山梨建設新聞

 県新環状道路建設事務所は、環状道路と西関東連絡道路とを結ぶジャンクション(JCT、事業名・桜井ICアクセス、甲府市桜井町)の設計に着手する。橋梁2橋や道路、カルバートなどの整備を計画。関連する地質調査、測量も同時期に発注する見通しだ。

 環状道路北部区間と西関東連絡道路とを結ぶJCT。県はJCTのみ整備し、本線は国が整備する。建設地は山梨英和大(甲府市横根町)の北側。同校前を走る国道140号を挟むように、内回り・外回りのランプを配置する。

 同事務所建設課によると、設計に着手するのは、道路予備・詳細(L670m程度)、ボックスカルバート、補強土壁、法面、ランプ橋梁(連続箱桁橋、L177m程度、L167m程度、橋脚4基程度)など。

 同事務所担当者は「県の公共工事年間見通しに掲載した内容は検討段階のもの。現在も予備設計中のため発注段階では、橋梁の構造・橋長などが変わる可能性がある」と説明。ロットを変更し、同種業務をまとめて発注する可能性もあるという。また年間見通しには未掲載だが、同時期に地質調査や測量も発注し、並行して進める予定だ。これら業務については8月の発注を目指している。ただ遅れる可能性もあり、その場合履行期間などは調整するという。

 県は今後設計、用地買収を進め、2025年度の着工、29年度の完成を目指す。総事業費は約50億円を見込む。


【写真=山梨英和大付近にJCT】

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