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群馬県前橋市

前橋市が駒寄SIC周辺の設計に着手

2022/07/05 群馬建設新聞

前橋市は駒寄スマートIC産業団地の造成に向けて、関連施設の詳細設計に着手する。区画道路や調整池などに関する設計をまとめ、2023年度にも工事がスタートする。造成には3年程度を要する見通しで、分譲はオーダーメイド方式とする考え。

計画エリアは同SICの西側、池端町と吉岡町大久保の行政境を流れる午王頭川に沿った約20・9ha。22年度は詳細設計を計画、業務の一般競争入札を公告しており、8日に開札する。

同業務では約0・7haと約0・2haの雨水調整池のほか、付替水路820mなどが盛り込まれる。道路は◇区13-1号線、L=367・6m◇区13-2号線、L=400m◇区9-1号線、L=387・2m◇区8-1号線、L=375m◇区8-2号線、L=236・4m◇区8-3号線、L=143・6m-の設計をまとめる。このほか、交差点詳細設計やCBR調査が行われる。道路や調整池などの基本設計は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)、環境影響評価わサンコーコンサルタント(東京都江東区)が担当した。

同事業は産業政策課と区画整理課推進。産業政策課は用地買収や企業誘致、区画整理課が設計や工事を担当している。

21度末には環境影響評価書を公表、想定する工事スケジュールなどを示した。宅地造成など土工と道路工は1~3年で実施。調整池は1年目に仕上げる。給排水工を3年目の上半期までに完了する予定となっている。

公募方法は、西善中内産業団地と同じく、オーダーメイド方式を採用。進出企業と面積や区画の割り付けが調整可能なため、自由度が高いメリットがある。公募に至るまでには3年程度を要することになりそう。

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