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新潟駅南口西地区優良建築物等整備事業は福田組で9月着工

2022/07/06 新潟建設新聞

 国際総合計画・日生不動産JVが新潟駅南口で計画する新潟駅南口西地区新潟都心地域優良建築物等整備事業の施工は、入札により福田組に決定した。9月に着工し、マンション棟および駐車場棟は2025年8月、オフィス棟は26年2月の竣工を予定している。

 都市再生緊急整備地域の指定を受けた第1号プロジェクトとなる同事業は、新潟市中央区花園1丁目地内の新潟駅南口駐車場の敷地5998・66㎡に、マンション棟、オフィス棟、駐車場棟など3棟、総延べ床面積4万4457㎡の整備を計画。また新潟駅や、けやき通りと一体の回遊性を持った広場を整備するなど、地域に開かれた緑豊かなオープンスペースを創出する。

 計画ではマンション棟はRC造32階建て、建築面積1058・71㎡、延べ床面積2万2944・31㎡、最高高さ103・85m、住戸数219戸を備える。オフィス棟には事務所や学校などが入り、駐輪場2棟を含めてS造10階建て、建築面積1076・03㎡、延べ床面積8719・32㎡。高さ42・70m。駐車場棟はマンション、オフィス用を含めた517台分の自走式駐車場としてS造8階建て、建築面積1646・14㎡、延べ床面積1万3041・52㎡、高さ29・99mを計画する。

 設計はクレイズプラン(新潟市中央区)が担当した。

 同事業は、都市再生緊急整備地域の指定による容積率や上空利用などの規制緩和を受けた特例適用第1号となる。同地区は、新潟駅の至近でありながら、低未利用地となっている。土地の合理的かつ健全な高度利用を図ることで、広域交通結節点の利点を生かした業務機能、先端技術の人材を育成する専門教育施設の誘致、産官学連携拠点となるビジネス交流の場の整備、新潟駅と一体となった緑と賑わいのあるウォーカブルな空間整備など都市基盤、都市機能の強化を推進する。

 同者では、「新潟駅周辺整備事業とベクトルを合わせることで、新潟駅周辺の活性化はもちろん、市民県民が故郷を自慢できる、来県者には新潟の発展と住みやすさを印象付ける新潟駅エリアの新たなランドマーク的存在を目指す」としている。

【完成予想イメージ】

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