記事

事業者
群馬県下水道総合事務所

県下水道総合が伊勢崎幹線を推進

2022/07/09 群馬建設新聞


県下水道総合事務所は伊勢崎幹線整備事業について、2022年度に9工区で2件の工事発注を計画している。いずれもφ900㎜のRC管を推進工法で整備するもの。施工延長880mの9-2工区は発注金額3億円以上の大型案件。県下水環境課が発注担当となり、9月中に公告する方針となっている。延長360mの9-3工区は年明けに公告する見通し。また、年度内に約1100m分の設計委託を予定。入札方式や時期を検討している。

東毛流域下水道佐波処理区の伊勢崎幹線は、伊勢崎市境平塚の平塚水質浄化センターへ向かうもの。下流側から整備を進めており、現在は国道354号東毛広域幹線道路の側道に沿った9工区を進めている。

9工区は複数に分割されており、9-1工区は20年度の発注で施工済み。これから公告する伊勢崎市ひろせ町地内の9-2工区で、西へ向かって880mを施工する。これまでと同様に泥濃式推進工を採用し、φ900㎜のRC管を整備する。

追って、9-3工区を23年1月に公告する考え。9-2工区の終点部を起点に、さらに西へ向かう工事で、延長360m。工法や管種は9-2工区と同じ内容となる。両工事の設計はサンコーコンサルタント(東京都江東区)が手掛けた。直近の推進工事は2020年度の3件で、いずれも土木1010点以上の2者JVを対象とする条件付き一般競争入札。対象は伊勢崎、太田、桐生、館林のいずれかの土木事務所管内に本店を有する企業で、要施工実績。

22年度の発注について、条件付き一般競争入札で公告することは明らかとなっているが、詳細は非公表。これまでと同様に2者JVによる案件となりそう。工期は、9-2工区が6カ月、9-3工区を3カ月とし、いずれもフレックス。

同事業関連では、過年度に施工した6・7・8工区の舗装本復旧工事の発注も予定されている。9月ごろに指名競争入札で発注する見通し。

両工事の完了後、残延長は約1500m。うち、国道354号の韮塚町交差点から北に向かい、終点の連取町十字路までの約1100mについて、実施設計や地質調査を委託する方針。同業務で、事業全体の設計が完了となる。

委託時期や方法は未定。20年度に実施した9工区約2000mの実施設計業務については、指名競争入札で業者を選定している。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら