国土交通省は11日、２０２２年の建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰式を執り行った。本年度は２２１人・２団体が栄誉に輝いた。７月の式典開催は３年ぶりとなり、午前と午後の部に分けて実施された。

　式典で斉藤鉄夫大臣は、受賞の栄誉をたたえた上で「皆さまには、それぞれのお立場からわが国の社会資本整備や地域の守り手としての災害からの復旧・復興に係る対応など、特段のご支援とご協力をいただいてまいりました。輝かしいご功績の陰では人一倍のご努力や多くのご苦労も経験されたことと思います」と述べ、これまでの尽力に対して感謝と敬意を表した。また「わが国は激甚化・頻発化する自然災害、本格的な人口減少、高齢化の進行、さらには長期化する新型コロナウイルス感染症による社会経済や国民生活への影響など多くの課題に直面しています。国土交通省としましては、総合的な防災・減災対策や国土強靱化対策の加速化、担い手の確保も視野に入れた働き方改革の取り組み、『新しい生活様式』の浸透を踏まえた都市政策や住宅政策など、諸課題に対する取り組みを着実に進めてまいります」とし、今後の国土交通行政の推進に当たり、一層の協力を要請した。

【写真＝受賞者代表へ表彰状等を授与した】