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群馬県東部農業事務所農村整備課

県東部農業事務所はため池の工事をふたつ

2022/07/13 群馬建設新聞

県東部農業事務所農村整備課は湯之入上溜と寺ヶ入ため池で改修工事を予定している。9月ごろに発注する見込みで、発注方式はどちらか一方が一般競争入札になりそう。ため池関連としては、9月に2件の業務委託も計画。西長岡ため池では、実施設計を指名競争入札で委託をする方針。また、長手第2ため池で測量調査を予定しており、同様に指名競争入札を見込む。ため池はいずれも太田市内。

湯之入上溜は堤長50m、堤高5・5m、有効貯水量3500立方m、受益面積2・2haとなる。地震対策および豪雨対策として堤体工を計画。押え盛土は延長50mで行う。このほか洪水吐工、取水工を予定する。

寺ヶ入ため池は堤長100m、堤高3・4m、有効貯水量4000立方m、受益面積2・6ha。地震対策および豪雨対策として堤体工鋼矢板を延長116m、洪水吐工を行う。

実施設計を行う西長岡ため池は3池で構成されており、21年度に基本設計業務をプロファ設計(伊勢崎市)が実施。堤体補強などを内容とした耐震対策を図る。ため池の詳細は◇西長岡上溜=堤長260m、堤高5・3m、貯水量1万9400立方m◇西長岡中溜=堤長225m、堤高3・2m、貯水量1万100立方m◇西長岡下溜=堤長240m、堤高3・9m、貯水量1万3900立方m-。

測量調査を予定する長手第2ため池の規模は堤高2・8m、堤長75m、貯水量5000立方mとなる。

改修は災害レジリエンスに関連して行うもの。安全性の低いため池で対策を実施し、農業用水の安定供給と下流域の防災・減災を推進する。

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