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県南地区主要道路整備事業まとめ/荒川沖木田余線で舗装(土浦市)/佐貫3号線は改良(龍ケ崎市)

2022/07/14 日本工業経済新聞(茨城版)

 第2回は県南地区の主要道路整備事業についてまとめた。土浦市の荒川沖木田余線Ⅰ期は本年度、10~16工区に分割して改良舗装工事を実施する計画で、9月ごろに12工区を公告予定。石岡かすみがうら広域幹線道路では、かすみがうら市の物件補償の委託関係が完了したところで、今後用地交渉に入る。石岡市は補償算定業務を近く発注する。龍ケ崎市の佐貫3号線が、8~9月にも改良工事が一般競争入札で発注となる。阿見町の寺子飯倉線は、舗装工事2件が間もなく公告。

【荒川沖木田余線Ⅰ期(土浦市)】

 県道真鍋神林線から国道354号までの3車線区間(L1300m、W25m)を4車線化するもの。2022年度は10~16工区に分割し、全体の改良舗装工事を行う。概要は中央分離帯の設置や基層、中間層、表層の3層舗装(t15㎝)。併せて起点側の県流域下水道事務所北側の交差点と、終点側の木田余跨線橋東交差点の2カ所で改良も実施する。12工区(L400m)が9月ごろに公告。13~16工区については、10工区と11工区の竣工後に発注する。

【(仮称)石岡・かすみがうら広域幹線道路】

かすみがうら市新治地内から石岡市を経由し、かすみがうら市下稲吉地内までの1800m。かすみがうら市分が1100m、石岡市分が700m。幅員は一般部が13mで、交差部が16m。両側に2・5mの歩道を設ける。本年度、かすみがうら市は用地交渉を進め、石岡市は8月にも補償算定業務を発注する。

【佐貫3号線整備事業(龍ケ崎市)】

 JR龍ケ崎市駅東口から線路沿いを北上し、若柴町地内の県道八代庄兵衛新田線と広域農道との交差点に接続。全長2030m。駅前から佐貫4丁目までの1130m区間は、幅員12m、両側歩道の2車線で供用。残りの佐貫4丁目から県道との交差点までの900mは幅員12・5mを想定し、A~D区間に分けて施工する。25年度の開通を目指す。設計者は㈱協和コンサルタンツ茨城営業所(龍ケ崎市)。本年度は8~9月には南側のA区間かB区間の改良工が発注となる。

【寺子飯倉線整備事業(阿見町)】

 東西市街地(実穀~若栗)を連絡する幹線道路として、15年度に事業着手。全体延長は1650mで、幅員が17m(車道2車線、両側歩道)。24年度の完成を目指す。

 本年度は舗装工事(阿見・若栗、L300mずつ)を7月下旬に、改良工事を10月にも一般競争入札で発注。排水路整備工事を8~9月に指名競争入札で予定する。

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