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群馬県吾妻環境森林事務所

吾嬬山線で道路整備工  5工区で工事発注へ

2022/07/16 群馬建設新聞

県吾妻環境森林事務所は森林基幹道吾嬬山線整備について、2022年度は東吾妻町地内の大平緑化工区など計5つの工区で道路開設工事や舗装工事合わせて5件の発注を計画している。9月から順次工事を発注する。

対象路線は中之条町下渡地内の主要地方道中之条草津線を起点とし、東吾妻町を通り中之条町入山地内の同県道との接続部を終点とする全延長4万5880mの森林基幹道。幅員は5m。1993年から事業を進めており、これまでに3万1088mの整備が完了している。延長ベースの進捗率は約68%。2022年度は東吾妻町岩下地内の大平緑化工区、大平開設工区に加えて、同町松谷地内の檗窪(きはだくぼ)舗装工区、高日向1緑化工区、高日向2開設工区の3工区で工事を進める。このほかに、姉山3工区で測量設計を行う。

大平緑化工区は、姉山3工区と町道5290号線をつなぐ路線で法面工事を行う。施工延長128m、施工面積約600㎡。現在は21年度の繰り越しで開設工事を実施しており、施工面積は変更となる可能性もある。発注は指名競争入札で、10月~11月を見込む。

大平開設工区は、大平緑化工区の先線で延長200mの道路開設を行う。工事は盛り土および切り土での置き換え工となる。一般競争入札で工事を公告し、12月に発注を予定。

檗窪舗装工区は21年度に舗装を実施した箇所から西の400m区間を舗装する。群馬県森林・緑整備基金(榛東村)が設計をまとめ、現在は積算中。工事は一般競争入札で公告し、9月に発注を予定している。

高日向1緑化工区は、21年度繰り越し施工中の開設工区220m区間で法面工事を行う。施工面積や工事方法は道路開設を行いながら決定する。12月に指名競争入札で工事発注を見込む。

高日向2開設工区は、延長200mの区間で道路開設を行う。設計は森林環境コンサルタント(前橋市)がまとめた。10月に一般競争入札で工事発注予定。

また、姉山3工区で法面工事追加分などの測量設計を9月に指名競争入札で委託する。

事業完了は31年度としているが、急斜面構造物整備に対応するため、進捗が遅れている。

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