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国土交通省新潟国道事務所

栗ノ木・紫竹山道路で高架部施工空間確保へ年度内に道路切替え

2022/08/01 新潟建設新聞

 北陸地方整備局新潟国道事務所では、栗ノ木道路・紫竹山道路事業で、本年度中にバイパス本線の切り替えを行う。亀田方面に向かう下り線を県道新潟新津線に移動。バイパス上下線の間に高架道路の施工空間を確保する。道路の切り替えにより、高架部や栗ノ木川の付け替え工事などが本格化し、より目に見える形で事業が進捗する。

 下り線の切り替えは、現在バイパス脇を走る県道新潟新津線を3車線化し、馬越交差点の先から紫竹山IC付近までが切り替わる。切り替えに伴い笹越橋交差点、紫雲橋交差点の改良や新たに市道網川原線との交差点も設置する。現在、切り替えに向けて

 具体的な切り替え時期について明言していないが、新潟国道事務所ではバイパス、現道で交通の流れが大きく変わることから、円滑な移行に向けて準備を整える。

 栗ノ木・紫竹山道路事業は、慢性的な渋滞が発生している国道7号栗ノ木バイパスを高架道路とするほか、紫竹山ICランプの形状変更を行うもの。事業区間は紫竹山道路事業が紫竹山IC~網川原線交差部までの0・7㎞、栗ノ木道路事業については網川原線~栗ノ木橋交差点間での1・7㎞。

 現在は、施工可能な範囲での橋脚5基が完成しているほか、切り替え後に着手する「栗ノ木川付替その6工事」(植木組)と「栗ノ木川付替その11工事」(加賀田組)の2件や、高架橋下部工事で「上下・A2、P31工事」(福田組)、「上下・P2-3工事」(加賀田組)、「上り・P13-14工事」(新潟藤田組)が発注済み。切り替えのタイミングで工事着手できるよう準備を進めている。このほか本年度中に下部工3件、9基の発注を予定する。

 ちなみに高架橋下部工の番号は、紫竹山IC側から始まり、P31は紫竹山IC側から31番目、P13は13番目となる。下部工は上下合わせて全83基の整備を計画している。

【写真=左側下り線が右側新潟新津線に移動】

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