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千葉県松戸市

全会一致で可決/北小金駅南口東の再開発/事業費120億円、23年度設立認可/松戸市 第148回都市計

2022/08/05 日刊建設タイムズ

 松戸市の第148回都市計画審議会が4日、市役所新館7階大会議室で開かれ、面積0・9haを対象とする「北小金駅南口東地区第一種市街地再開発事業」が全会一致で可決された。再開発事業は組合施行によるもので、地権者29者のうち27者が合意している。事業協力者は、野村不動産と長谷工コーポレーション。事業費に約120億円を試算し、このうち約20億円を市が負担する。事業スケジュールとして、2023年度組合設立認可、24年度権利変換計画認可、25年度着工、27年度工事完了、28年度組合解散を予定している。

 小金字天王脇、東平賀字向台の一部ほかを対象区域とし、20階建て、住戸数220戸、建築面積1500㎡、延べ床面積2万500㎡と、14階建て、住戸数80戸、建築面積1200㎡、延べ床面積9400㎡の再開発ビルを建設する。

 20階建ての建物を区域北側の敷地面積約4300㎡(商業地域、建蔽率40%・容積率410%)、また14階建ての建物を同南側の敷地面積約1900㎡(商業地域、建蔽率70%・容積率400%)に建設。

 用途はいずれも住宅、商業、駐車場。壁面の位置の制限に伴い発生する空地については、歩道状空地を整備。さらに、区域を横断する都市計画道路馬橋根木内線について、幅員を10mから16mに拡幅する。

 北小金駅南口東地区は、駅前という立地にも関わらず、狭あいな道路、未接道のため建て替え困難な建物および老朽化した建物、駐車場等の低未利用地が目立ち、土地の高度利用が行われていない状況。

 そのため、北小金駅南口東地区市街地再開発組合を施行予定者とし、市街地再開発事業による土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図ることで、まちの防災性、快適性、利便性の向上を目指す。

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