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実現求める決議を採択/高速道路の全線開通へ

2005/12/09 日本工業経済新聞(茨城版)

 県は、今年度の「茨城県高速道路ネットワーク実現大会」を11月30日に東京都千代田区のキャピタル東急ホテルで開催した。高速道路の早期全線開通を待ち望む道路利用者の意見を踏まえ、高速道路ネットワークの早期実現を求める決議を採択した。大会後は、自由民主党や県選出国会議員、関係省庁などへの要望活動を行った。

 大会には、本県の3本の高速道路(北関東自動車道、東関東自動車道水戸線、首都圏中央連絡自動車道)の建設促進団体などから約150名が参加した。

 決議は次のとおり。

 広域交通ネットワークのなかでも高速道路は、豊かな県民生活の実現、地域産業の振興、県土の均衡ある発展を支える最も根幹的な基盤施設である。

 3本の高速道路と常磐自動車道とが一体となった高速交通ネットワークの形成は、本県のさらなる発展に大きく寄与するものであり、その早期完成は県民の悲願である。

 ついては、3本の高速道路が一日も早く全線開通されるよう、次の事項の実現を強く要望する。

 一、高規格幹線道路網1万4000kmについては、国の責任において着実に整備すること。特に整備計画区間9342kmについては、現在のスピードを落とすことなく早急に整備推進を図ること。

 一、茨城県内の高速道路の整備にあたり、事業区間については、重点的に予算を充当し早期供用を図ること。さらに、3環状9放射道路の一つである東関東自動車道水戸線の潮来市~鉾田市間については、高速道路ネットワークの早期構築のため、整備計画の策手に向けた諸手続きを推進すること。

 一、平成18年度の予算編成にあたっては、高速道路網の整備を着実に推進するため、道路特定財源の受益者負担の原則に則り、すべて道路整備に充当のうえ、所要の建設予算を確保すること。

 一、既存の高速道路網を有効に活用するため、インターチェンジの追加及び多様で弾力的な料金施策等を推進すること。



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